1933年のこと、フィンランドの東部で、ワシの巣を調査していた自然研究家たちが、その巣の中で、小さな人間の全身の白骨死体を発見した。数ヵ月前に突如ワシにさらわれて行方不明になっていた小学生の女の子のものだった。
1930年代は鳥が凶暴化した時代なのかも知れない。それから5年後の1938年、マサチューセッツ州メニューエンで、子供が池の白鳥に襲われ、逃げようとして池にはまって死んだ。なぜ白鳥がその子を襲ったかはわかっていないが、白鳥が人を殺したこれまで唯一の記録だそうである。
ワシって本当に人をさらうのか。つーか、白鳥凶暴だな。