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有馬記念

ディープインパクトが負けたのはあまりショックではない。相手がハーツクライってのもあるだろう。ジャパンCを2.22.1で走った馬だから。何にも考えずに結果だけで見ればそれなりに納得は行くレースだろう。これで単勝1710円はいいね。
個人的にはそれなりに納得のいく結果ではあるけれど、マスコミは納得がいかなかったようで、「沈黙した」とかいうような、なんか絶対的なものとしての報道をしていたようだった。誰もディープインパクトが「絶対」だなんて思ってなかっただろ。最有力だとは思ってたが。どうなんだろう。一般的には「絶対」だったんだろうか。ある種、期待としての「絶対」はあったが、馬券としては全く絶対なんてことは無かったはずだ。だから、ディープが負けたことでの「沈黙」ってのは結構しみじみとしたものだったのかもよ。外してるかもしれないけれど個人的にはそうだったし、別にハーツクライは大金星でもなく、昨日の天声人語には「けっ、素人が適当言いやがって」と思った。俺がプロってわけじゃないんだけどさ。ただ、ちょっとばかしドラマチックな報道は「臭えけどいいな」と思った。それにしても不器用だな、マスコミは。朝日は真性の馬鹿だけど。
ディープインパクトが絶対的な存在という仮定から有馬記念は劇的に語られねばなんのだろうか。恐らくそうじゃないと駄目なんだろう。どこかで誰か「ディープインパクトは絶対だ」といっているのだそうだ。マスコミは、その誰かとは中山にいた全員だというだろうし、blogerは、そう言うblogerがいると言うのだろう。しかし、結果はそうではなかった。
そして、いずれあるべきレースを、我々は絶対だというのだろう。有馬記念はその為のステップだった。……しかし、そんなものは嘘だと思ってしまい、慌てて他の事を考えようと努力した。