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まず

まじめに読んでくれてる人もいるみたいね・・・ - Megahorse
で真っ先にリンクされているのですが、私が送ったTrackback
http://d.hatena.ne.jp/arikui/20061022#1161447741
の方です。タイトルも違います。「こういう意見が何だかおかしい 」にはMegahorseのことは書いてません。

そういう点では、ディープインパクトの経歴に汚点を残すでしょうし、見る人によっては、つまり競馬を始めたばっかりの人には悪いイメージを与えるという点では、まさに競馬界の汚点となると思いました。

私には、この時点で「競馬界の汚点」と決めてしまうには尚早ではないか思っていました。たとえば、倫理的に問題のある薬物を使用したとか、ルールも知らずに投与していた、などであれば汚点と言えますが、検出されたイプラトロピウムは前者のような薬物ではないようですし、後者についてはよく分かってません。汚点と言えるものについて立証できるのならいいのですが、それも分かっていなかった時点でネガティブなイメージを拡大させてしまうことは問題とならないでしょうか実際、理事長のコメントに対して批判があるのですから、もう少し慎重に言葉を選んでもよかったでしょう。その影響が馬券の売上に反映されることを考えれば自業自得ともいえるのですが。

競馬というのはある決められたルールの中でおこなわれているものであり、そのことを破ってしまったならば、それは許されることではないでしょう。そのルール違反が競争において、当事者にとってたとえ有利に働かなかったとしても、ルールを守れていない時点で同じスタート地点にはたっていないのではないでしょうか?

競馬はスポーツでありルールを遵守するのは当然のことです。そして、そのルールの中で利用できるものは最大限に利用するのも認められていることです。イプラトロピウムが検出されたことは犯罪的行為ではなく陣営の失敗です。荒川久美子さんの書き方だと、どうもイプラトロピウムが決して使用してはならない薬物のような印象があります。

で、今回須田鷹雄さんの記事に対して「意味不明」と書いたのはなんでよりによって理事長のコメントに的を絞ってキレているのか?ってことなんですよ。

日本の競馬の将来に対して常々書いてきた須田鷹雄さんですから、あのコメントが及ぼす影響を考えてあのような事を書いたのではないでしょうか。

個人的には、このように関係者が隠れてしまって、口を閉ざしている現状のほうがよっぽど問題だと思ったんです。

関係者がどこまでのことを言うのかわかりませんが、ディープインパクト陣営に絞って言うなら、陣営が事情を説明するのは、凱旋門賞主催者であるフランスギャロに対してであり、JRAはそのフランスギャロの報告を受ける、というのが本来の筋であると私は認識しています。間違っているかもしれません。
その報告があるまでの間、JRAは何をすべきかというと、自分たちの利益を考え、推測による誤った情報をなるべく拡大させないよう対応を取ることではないでしょうか。荒川久美子さんが不審に思っているような点も、根本的には須田鷹雄さんの言っていることと近いように思います。