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何か感想

http://blog.livedoor.jp/birdcatcher/archives/50697745.html

JRAは「どのように」競走能力に影響を与えるか説明すべきだろう。

っていうのは前も書いたようにその通りなんだけど、ホントにできるのか?http://d.hatena.ne.jp/MARIUS/20070123#p1
で詳しく書かれているのが非常に参考になる。そういえば、ノド鳴りイプラトロピウムの関連についての論文はあるんだろうか。もし無かったとすれば、そっちからJRA側の説明が導き出せるかもわからない。ノド鳴りも色々原因があるみたいだし。そういえば、前参照したこれ。
http://www.ingentaconnect.com/content/evj/evj/2002/00000034/00000001/art00006
COPDの馬を対象に投与したけど能力の変化は無いんと思います、ってことだよね。まあAbstractしか読んでないけど。
http://www.okusuri110.com/dwm/sen/sen22/sen2259702.html
イプラトロピウムってCOPDの治療薬なんでしょう。COPDの馬に使っても効果がないのに、ノド鳴りの馬に使って効果が出るものなのかな。

「競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。」というJRA馬事部の「断言」ぶりも納得がいく。

ってことで、断言したのは全然納得いかないしやっぱ変な感じだけど、なんかいいやって感が多少ある。イプラトロピウムの禁止薬物リスト入り自体はそう不思議じゃない、と大体の人は思ってんじゃなかろうか。当然だという人も多くいると思う。今後も前と同じとおりってなったら、それはそれで似たようなことが起こりかねないし、それならこれを機に海外で使っちゃって失格になるような危うい薬はどんどんリスト入りさせてしまえばいい。もちろん、ステロイドの類と同レベルじゃ駄目だけど、今回の改正ではそうじゃないんでしょう、確か。そうやって出来た日本の薬物規定が世界に誇れるものと言えるのかは知りませんが。
それで、何で変な感じかっていうと、別にそういったグローバル視点の理由からでも別にありだと思うんだけど、わざわざ根拠がどこにあるのか分からないようなコメントしてるのが不可解なんだよね。JRAに自信たっぷりの根拠があるのか、根拠が無くても様々な理由を考慮した上での頭のいいコメントなのか、単なる無能なのか、その辺よく分からない。無能なら無能で微笑ましいのですが、頭のいいコメントなら俺じゃ想像も付かないようなことだろうから、誰か解説してほしいですね。