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競馬ムラへのインパクト

ムラ社会で思い出した。
http://d.hatena.ne.jp/arikui/20070218#1171734381
この辺で書いたインターネットの影響。書きかけてやめたやつ。
前も書いたように、私が競馬を始めたときにはもうインターネットはあったので、実感としてはよく分からない。多分の話をすれば、海外の情報を現地の言葉で知れること、地方競馬の衰退をよりよく知れること、JRAの考え方を何となく知れること、生産界の考え方を何となく知れること、……そんなところだろうか。つまり、私個人のレベルでいえば、情報を受け取れるというだけの違いなのかもしれない。
ブログを始めて、ブログを読んで、競馬ムラの存在をより身近に感じ取れるようにはなったと思う。しかし、実際のところ、競馬ムラへのインパクトはあったんだろうか。
そういえば、新高崎のときはどうだっただろうか。多分、彼らの側は私たちの側を取り込もうとした。彼らは私たちの側に影響力を見出したからなのだろう。しかし、彼らの側の胡散臭さに気づいたのも私たちの側だった。
そういえば、ハルウララのときはどうだっただろうか。恐らく、私たちの側は、彼らの側とは違ったメディアとして展開できていただろう。
多分、インターネットは、ブログは、彼らの閉鎖されたムラ社会から疎外された空間にいるのだと思う。だからこそ、そこでのオープンなリソースから判断する力が養われたということもあろう。果たして、その力は競馬ムラへインパクトを与えたのだろうか。それは結論付けるにはまだ早いのだろう。
競馬ブログ界隈に必要なのは、読ませる文章ではなく、もしかしたら競馬ムラへインパクトを与ええる力や構造なのかもしれない。私や多くの競馬ブロガーにはそのような構造は作れないだろう。できることと言えば、その構造を作りえる人々への応援歌ぐらいかもしれない。